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2015年6月15日 (月)

継続は力なり

 先日の、丸岡記録会で走るのが恐くなって、心が折れそうになってしまった子がいました。原因は、先週の県記録会で、大差をつけられてゴールしたことによる精神的なプレッシャーです。記録は自己ベスト記録を超えて走っていたのですが、やはり一人最終でゴールするのは精神的にきついものがありますね。特にトラック競技の場合はそうなります。クラブでも特に練習熱心な子なので、このまま陸上競技に恐怖感を抱いてほしくありません。何とか前を向いてくれるよう願っています。

 競技の世界は、何でもそうですが力の差が歴然としています。特に、陸上競技は自己記録との勝負でもありますから、力の差があっても手加減はしてくれません。

 しかし、それがまた陸上競技の良さでもあります。トップ選手と同じ競技場で肩を並べて競技ができる事を楽しみ、その力の差を体感し、あこがれ、少しでもあそこに近づきたいと願う。そういった事も陸上競技を楽しむことにつながります。

 私事ですが、100m競技を続けてきて10秒台の記録がでたのは23歳の時です。中学、高校、大学と10秒台で走る選手にあこがれ、いつも後ろを追いかけながらゴールする悔しさや惨めさを感じ、いつかは自分もあそこまで行きたいと願いながら続けてきました。

 就職した年の県選手権大会「ここで、10秒台が出なければ競技をやめてコーチングの勉強をしよう。」と決めて臨んだ大会で、はじめて10秒のアナウンスを聞いたのです。続けてきて良かったと思えた瞬間でした。

 小学生の皆さんも、自分が一番輝くのはいつなのかはわかりません。しかし、続ける(輝き続ける)ことでしかそれを確かめる方法はないのです。【継続は力なり】折れそうになった心は修復できたとき、さらに強い心へと成長してくれます。喜怒哀楽、いろんな陸上競技を楽しんで下さい。

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