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2020年3月10日 (火)

トレーニングの五大原則

今日はトレーニングの五大原則について、書いてみます。

原則とは、このようにすると良い結果が生まれるということです。トレーニングを行う上で守らなければならないものだといえます。なかなか結果が出なかったり、けがや故障をしてしまったりしたときには、この原則に沿ってこれまでの練習を振り返ることが大切です。

トレーニングの5大原則

全面性の原則
ある体力要素を向上させたいのであれば、トレーニングの基礎として他の体力要素も向上させなければならないという原則のこと。 言いかえると、体力というのは色々な要素で構成されているので、出来る限り全ての体力要素を鍛えていかなければならないということです。かたよったトレーニングは、けがや故障にもつながります。

 
個別性の原則
遺伝的なもの後天的なものを合わせて、各個人のもつ体質、体力レベル、技術レベル、年齢、目的などによりトレーニング内容を選ばなければならないということです。ジュニアの時期には、ジュニア期に必要なトレーニングを選び、レベルに応じた別メニューも必要になります。もちろん、合同練習は同じメニューにはなりますが、各個人によって刺激や効果には違いが出てきます。そのトレーニングがどういう目的で、自分にとってどんな効果があるのかをしっかり考えながら練習に取り組まなければなりません。


漸進性の原則
トレーニングの強度、量、難易度は発達に合わせて段階的に増加またはレベルアップさせなければならないという原則のことです。 いきなり激しいことをしたり、難しいことをしたりすることはけがややる気をなくすことにもつながります。焦らずに一歩一歩ですね。


反復性(継続性)の原則
技術的なものにしろ体力的なものにしろ、適切な運動刺激が反復して身体に与えられることによりトレーニング効果を得ることができるという原則です。 トレーニングの効果は長期間のトレーニングによって、初めて目に見える大きな効果を期待することができるので、いかに優れた施設や指導者、トレーニングメニューがあったとしても継続しなければ効果は表れません。基本練習を何度も繰り返し行うのは、この原則に基づいています。


意識性(自覚性)の原則
トレーニングを行うにはその目的をしっかりと理解しなければならないという原則です。 スポーツ選手が自分の行っているトレーニングの目的を理解していないとしたら得られる効果は少なく傷害を起こしてしまう可能性もあるのです。 あなたは自分が行っているトレーニングメニュー全ての目的を説明できますか?また、コーチは、練習の目的をしっかり説明していますか?

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