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2020年5月 9日 (土)

スタート局面

今日は、スタート局面の技術練習やトレーニングについて、考えます。

スタート局面は、レースの距離が短ければ短いほど重要になってきます。100mのレースでは、スタート局面でバランスを崩したり、体が早く立ってしまったりすると、スムーズに加速していけないばかりか、精神的にも焦りや余計な緊張につながってレース自体を壊してしまいます。

まずは重心移動、足の運びを意識して、スムーズな加速につながるように心がける中で、自分にあった形を見つけるよう練習していってください。また、体型や体力の変化によっても常に変わってくるものなので、スターティングブロックの設置位置や角度など、ひとつの形に固執せず、コーチのアドバイス等をもらいながら、日頃から意識して自分の感覚を磨いていくようにしましょう。

「オンユァマークス」~「セット」の姿勢も、関節や筋肉に余計1_2

な負担がかからないようリラックスして号砲が待てるフォームを身につけましょう。背筋はまっすぐ軸を意識し、「セット」時、前足のスネの角度は、飛び出す際の前傾角度になっているとよいでしょう。いろんな選手のスタートフォームを見て参考にしてみてください。

トレーニング方法は、

メディシンボールを前方に全身を使って投げる練習や、垂直跳び・立ち五段跳びなどの跳躍練習、階段ダッシュや坂道ダッシュ、いろんな姿勢からの変形ダッシュなどのダッシュ練習、シザースステップや腕を高く振り上げるスキップなどがありますが、実際のクラウPhoto_3チングスタートを意識して、強いパワーで重心を前方へ移動させるためのいろいろなトレーニング方法を自分で工夫して、試してみることが『全面性の原則』からも大切です。

『探求・挑戦・継続』で頑張っていきましょう。

(写真は、山縣亮太・多田修平選手)

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