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2014年2月11日 (火)

速報!JAAFコーチングクリニック

JAAFコーチングクリニック 1
講師:栗山佳成 氏(大阪体育大学教授)
JAAF強化委員会・投擲部長

投擲は専門外ですが、動画をもとに技術のポイントをわかりやすく説明してくださったので、大変参考になりました。
ジュニアの指導では、将来につなげるため、そういった技術ポイントを意識した上で、基礎運動を指導することが重要だと感じます。
また、コントロールテストと競技成績との相関も興味深く見せていただきました。

以下は、講習内容のメモです。(画像&資料等は残念ながら㊙︎扱いで許可されていないので載せられません)

① 抑えておくべきポイント
    それぞれの局面でのポジション
   Tポジション・垂直ポジション・最終局面での頸筋の使い方

②コントロールテスト
    後方投げ・チェストスロー・オーバーヘッドスローの記録と相関が高い
    両脚三段跳
    立ち幅跳び・立ち三段跳・立ち五段
    スタートダッシュ・加速走・立ち投げ(各種投擲物)

直線運動(砲丸・槍):グリップ位置と骨盤の位置が遠い(槍)
回転運動(円盤・ハンマー)
 ジュニアでは、軽い重さで技術を習得させることを重視させたい!
 回転運動も、安全に配慮しながらジュニアのうちに体験させたい。

③ 初速度と飛距離(データ)
    90mスロー→約30m/s
   
④ 技術の発展過程
⒈動作のスピード(ゆっくり→徐々に速く)
⒉動作の強弱(弱く→徐々に強く)
⒊投擲距離(近く→徐々に遠くへ)
⒋ 分習全習(単純な動き→徐々に複雑な動き)

⑤ プライオメトリックストレーニングの重要性(反動・反発・衝突)
    素早いエキセントリック筋収縮 SSC
     1.収縮時間0.08~0.2
    ⒉跳躍種目のジャンプ
    ⒊ボールゲームでの急激な停止・方向変換
    ⒋投擲種目の爆発的な投動作
⑥ 柔軟性の大切さ
   股関節・肩関節が柔らかい選手は故障が皆無

実技(2kg以下メディシン利用)

投動作の基礎トレーニング
❶両手投げ
   脚・上体の連係-方向性と投射角・タイミングが重要
   ※イメージを持たせてから行う(目安・目標物をセット)
   ※身体を伸ばし切る
❷チェストパス・左右捻転パス
   ※④の動作の発展過程を考慮
❸オーバーヘッド
   ※支持脚を伸ばして!沈まない!
   ※慣れたらワンステップ→ツーステップ入れて行う
   ※ボールを出来るだけ後方に残し、腹筋や身体の弓なりを利用
❹シーソーキャッチ&リリース
   ※キャッチの反動でお尻を上げて素早く下ろしながらリリースする
❺ワンハンドスロー
   ※ボールの重みを中指の付け根部分に感じる

トレーニング期間で回数の目標値を設定して行う
同様な動作の運動を等速・反動など変化をつけて!

 






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